介護職の面接で落ちてしまうには原因があることを知っていますか?
この記事では「介護職の面接で落ちてしまった際の対策」について解説していきます。
結論、介護職で面接の面接で落ちてしまうのは介護職に対しての理解のなさや熱意を伝えれていないことが原因です。
介護職の面接で落ちてしまった際の具体的な対策についてまとめたので是非ご覧ください。
その他にも「落ちてしまう原因」の説明や、「自分でできる対策」について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んで介護職の面接に落ちてしまった際の対策を知っていただければ幸いです。
また、介護職の志望動機についてはこちらを確認してください。
介護職の面接に落ちてしまう5つの原因
介護職の面接で落ちてしまう原因は、どんなものがあるでしょうか。
以下5つに当てはまっていないか、振り返ってみてください。
- 介護職への理解が浅い
- 言動が不適切
- 介護職への興味を感じれない
- 結論から話していない
- 不安定さを感じる
どれか1つでも該当する場合、面接で落ちてしまった原因と考えていいでしょう。
では、なぜこの5つが面接で落ちる原因となるか、詳しく解説します。
介護職への理解が浅い
介護職への理解が浅いと入社後にギャップを感じて、すぐにやめてしまうと感じられてしまい採用されにくいです。
また、介護職の仕事に応募しているのに内容をよく理解していないと面接官に思われると熱意も伝わりませんし、入社させても大丈夫だろうかと不安にさせてしまいます。
応募するからにはインターネットや書籍などから情報を取りましょう。
もちろん現実との違いはあるでしょうが、少なくとも事前に介護のことを調べていれば、入社後の覚悟もできるはずです。
介護職を理解し、「何をする仕事なのか」「どんなことを自分はできるか」を伝えられるように準備しましょう。
言動が不適切
介護職は入居者とのコミュニケーションが不可欠なため、言動が不適切な人の採用は見送られます。
とくに面接官を不快にさせる言動は、一発でアウトと思った方がいいでしょう。
たとえば面接に遅刻をしたのに詫びない、現職の守秘義務情報の暴露など、社会人としてのマナーがなっていないと介護職でなくとも面接に合格しません。
また、現職の悪口など、後ろ向きな発言も面接官に悪い印象を与えるため、前向きな言葉を心掛けましょう。
言葉だけでなく、面接時に落ち着きがない、笑顔がないなど態度で面接官に不快な思いをさせるケースもあります。
自分をよく見せる場なので、態度にも気を配ってください。
コミュニケーションや態度に問題があると思われると、対象者だけでなくその家族とも接する機会のある介護職では採用されません。
言動には気をつけましょう。
介護職への興味を感じれない
介護職への興味を感じられない人も熱意を感じられないので面接で落ちます。
「どうして介護をやりたいのか」「介護職を通じて自分は何を得たいのか」など、自分の中にある想いが通じなければ一緒に働きたいと思われないでしょう。
興味を持っていると聞きたい質問も出てきて、自分はどんなことができるかなど、会話が進みます。
インターネットや書籍から得た知識だけで話すのではなく、どんなことをやりたいかなど、自身の想いを披露する場にしないと面接はうまくいきません。
淡白な会話ではなく、やってみたいことやどうして介護職に応募したかなど、熱意を持って話せるようにしましょう。
結論から話していない
聞かれた質問に対し結論から話さないと、何を言われているかがわかりづらく採用されない可能性が高いです。
面接官の中には、なかなか結論が出ないとイライラする人もいるかもしれません。
これでは面接官に対して悪い印象を与えていることと変わらないでしょう。
結論を話せば、話すのが苦手な人でも最低限の回答をできるはずです。
そのため、最初に結論を述べて、その後で説明する癖をつけましょう。
不安定さを感じる
面接時に言っていることがすぐに変わると面接官から疑われてしまい、悪影響です。
言っていることに一貫性がないと信頼されず、面接に落とされる可能性も高いでしょう。
介護職は、人と接してサービスをする仕事なので、不安定な人と思われると入居者へ危害を加えてしまう危険性も考えられ、採用されにくいです。
話す内容は一貫性を持たせて、不安定に思われないようにしましょう。
介護職の面接に落ちてしまった際の対策5選
介護職の面接に落ちてしまったとき、どのような対応をすればいいでしょうか。
ここでは落ちてしまった時の対策を5つ紹介します。
- なぜ介護職をしたいかを深堀する
- 逆質問を複数用意する
- 人とコミュニケーションを取るのに適した言動をする
- 介護とのかかわりを具体的に話す
- 精神的にタフであることを示す
それぞれ詳しく見てみましょう。
なんで介護職をしたいのか深堀する
「どうして介護職を志望しているのか」「介護職を通じて何をやりたいか」といった、介護職をやりたい理由を深堀しましょう。
面接官もどうして介護職を志望するかの理由を知りたいはずです。
「高齢者を笑顔にしたい」「多くの人と関わりたい」といった理由を肉付けする説明をできるようにしましょう。
介護職への志望理由を答えられないと面接に合格しません。
とくに熱意を伝える部分でもあるため、介護職をやりたい理由を深堀して言語化して面接に臨んでください。
逆質問を複数用意する
緊張などにより聞かれた問いに対し、うまく答えられないケースもあるでしょう。
そんなときは逆質問を用意していると自身のやる気や長所を伝えられます。
介護の面接は応募書類以上に人物重視と言われますが、「どれだけやる気をもっているか」は重要な観点です。
質問を複数用意しておけば、それだけ熱意を持っていると感じられるでしょう。
志望先のホームページをよく読み、質問を複数用意しておけば、そこから会話が始まります。
自分から出した質問とその回答をもらえるやり取りで、コミュニケーションをしっかりとれる人物と思ってもらうと面接もスムーズに進むでしょう。
人とコミュニケーションを取るのに適した言動をする
面接時は人とコミュニケーションを取るのに適した言動をしてください。
社会人としてのマナーや、人として礼儀を欠いた言動は、面接官に不快な印象を与えるだけです。
変に緊張する必要もありませんが、「面接時間に遅れない」「丁寧な言葉で話す」「落ち着いた態度で臨む」など、最低限のマナーを守りましょう。
せっかく志望動機もしっかりしていても言動でいい印象を持たれなければ、面接で落とされる可能性があります。
話すべき内容を整理し、余裕をもって面接を向かえれば難しくないはずです。
介護との関わりを具体的に話す
介護職を志望する理由にもなりますが、どうして介護との関りを具体的に話すといいでしょう。
これまでの経験を振り返り、介護に興味を持ったきっかけなどのエピソードトークを準備してください。
具体性があれば話に信ぴょう性も増し、面接官の興味も惹けるはずです。
たとえば「祖母の介護をしたときに訪問した介護職員の姿を見て、自分もやりたいと思った」など自身の経験から介護への興味を持ち、さらに深堀してやりたいことなどを話しましょう。
精神的にタフであること示す
精神的にタフであることも介護職にとって重要です。
対象者の中には心が不安定な方もおり、時には心無い言葉を投げかけられることもあります。
そんなとき、精神的にタフでないと自分自身で抱えてしまうだけでなく、対象者へ危害を加える可能性も否定できません。
面接で話したことの一貫性がないと、精神的にタフでないと思われてしまい、採用に結びつかないでしょう。
ハキハキ理路整然と面接官との問いに答えてください。
介護職は誰でも受かる?
高齢者の増加に伴い、介護業界の人材は不足しています。
そのため、介護職が他の業種に比べても採用されやすいのは事実です。
だからといって誰でも採用されるわけではないため、社会人としてのマナーやコミュニケーションを取れるなど、最低限の基準はあります。
また、介護職は肉体的にも精神的にも大変な仕事なので、「稼げれば何でもいい」という軽い気持ちでは決して採用されないでしょう。
志望動機を固め、介護職に対するリスペクトを持って面接官と向き合って下さい。
介護職は男性が採用されにくいと言われる理由3選
「介護職は男性が採用されにくい」
このように聞いたことがある人もいるでしょう。
その理由として、以下3つが考えられます。
- 女性入居者に対しての配慮
- 施設が不十分
- 介護職員との兼ね合い
それぞれ詳しく見てみましょう。
女性入居者に対しての配慮
女性入居者への配慮で男性が採用されにくいことは考えられます。
たとえば、入浴や排泄、食事のサポートなど同性を希望する人が多いからです。
これでは男性だとできる仕事が限られてしまうため、採用じも女性を優先するケースは考えられます。
最近は、男性と女性の業務を変えて対応している施設もあり、女性入居者も業務によって介護職員を選べるので全てとは言いません。
しかし、男性が採用されにくい施設もあると考えた方がいいでしょう。
施設が不十分
施設が十分に整っておらず、職場環境によって女性の方が有利となるケースもあります。
たとえば、介護士に女性が多い施設の場合、男性用の更衣室がないこともあるので注意が必要です。
更衣室がないぐらい大したことないと考えるかもしれません。
しかし、毎日出勤して着替える場所で、男女同じ更衣室では時間によって使う時間を分けるなどしなければならず、ストレスに感じてしまうでしょう。
そのため、男性でも更衣室があるかを事前に確認しておくといいです。
もし女性の更衣室しかなければ、男性だと採用されない可能性もあると頭に入れておいてください。
介護職員との兼ね合い
男性介護職員がいない場合、女性コミュニティの中に男性が入ることになり、孤立させてしまう懸念から採用を見送るケースもあります。
孤立させると早期退職のリスクを抱えるため、男性の採用を見送ることもあるでしょう。
人手不足でも一度に多くの男性職員を採用するのも難しく、女性しかいない施設に男性が採用されるのは難しいかもしれません。
そのため、すでに働いている職員に男性がいるか確認するといいでしょう。
もし男性職員がいれば採用実績もあるため、「男性だから」という理由で落とされることは考えにくいです。
男性だからといって諦めず、施設の職場環境を調べるといいでしょう。
介護職の面接で何か質問ありますかと逆質問された際に使える3つの質問
最後に介護職の面接で何か質問があると聞かれたとき、おすすめの逆質問を3つ紹介します。
- キャリアステップに関する質問
- 入居者との関わり合い
- 働く前に取得しておいた方がいい資格
それぞれ詳しく見てみましょう。
キャリアステップに関する質問
すでに働いている職員がどんなキャリアステップを踏んでいるかを聞けば、もし自分が働いた後、どんなキャリアを進めるかの参考になるでしょう。
また、面接官に対してもキャリアを伸ばしていきたいと前向きに捉えられ、印象もよくなります。
すでに自分が進みたいキャリアがあるならば、「この施設で学べるか」などを聞いてもいいです。
自分の将来像と合わせたキャリアステップを聞いて、介護職に対する熱意のアピールにも繋げてください。
入居者との関わり合い
入居者とどんな関わり合いをしているかを質問すれば、よりリアルな仕事をイメージできるでしょう。
事前にホームページを調べ、入居者との関わりについて書いてあれば、具体的にどんなことをしているかなど聞いてみてもいいです。
すでに働いている職員から職場環境について聞けるチャンスなので、聞けるだけ聞いた方がいいでしょう。
また、「入居者との関わりを熱心に知りたい人なんだ」と面接官に対しても、意欲的なアピールにもつながります。
仕事イメージにも直結する質問なので、ぜひ聞いてみるといいでしょう。
働く前に取得しておいた方がいい資格
とくに未経験で介護職に応募する場合、事前に取っておいた方がいい資格がないか聞いてみるといいでしょう。
資格を取ってまでも仕事に取り組みたいと面接官に思ってもらえます。
また、採用された場合でも資格取得を事前にしておけば、周りからの評価も最初からいいものになるでしょう。
資格取得は時間が掛かるものもあるので、働く前から準備を始めておくと有利です。
事前に資格について調べておけば、働きながらの資格取得を進めやすいため、面接時のアピールとしてだけでなく、働いた後も考慮して資格について聞いてみるといいでしょう。
介護職で働こう
介護職の面接で落ちてしまうのには原因があります。
しかし、原因を明確にすることで次回以降受かりやすくなるのも事実です。
そのため、面接に落ちても諦めることなく、対策をするようにしましょう。