未経験から介護業界へ就職しようとすると、まず悩むのが履歴書の志望動機欄の書き方ではないでしょうか。
「やる気が伝わる志望動機の書き方が知りたい」
「志望動機ってどう書けばいいの?」
今回は未経験から介護業界へ就職するための志望動機の書き方を解説します。
本記事の要約
- 志望動機の書き方ポイント
- 介護業界の採用者が大切にするポイント
- おすすめ!志望動機の構成
- 未経験から介護業界への志望動機の例文
この記事を読んで、採用につながる志望動機を書く参考にしていただければ幸いです。
介護業界の採用者が大切にするポイント
まずは介護業界の採用者が履歴書を見る際に大切にしているポイントを紹介します。
「この会社で○○を実現したい!」という明確な志望動機がある
未経験から就職を希望する場合に、明確な志望動機があるかどうかは重要視されます。
介護職は人と直接接する仕事ですので、体力仕事もありますし思うようにいかないこともあります。
採用後に、考えていた仕事と違うといった理由での離職が無いように、
はっきりと強い志望動機を持った人を採用したいと考えるものです。
介護業界、就職したい会社について情報収集している
未経験から介護業界へ就職を希望する場合は、
業界や志望している会社について情報収集ができていることも大切です。
一般的な仕事内容、
どのようなキャリアプランが描けるのか、
志望している施設はデイサービスなのか老人ホームなのか
などの介護業界で働く上での基本となる情報は、面接で話をする上でも知っておきたいもの。
働き始めてからの「こんなはずじゃなかった」を少なくするためにも事前にできる限りの情報を集めておきましょう。
自分の言葉で書いてあるかどうか
本やインターネットに載っている例文をそのまま使った志望動機は採用担当者が見てもすぐにわかるものです。
例文を参考にするのはもちろんOKですが、
最後は自分の言葉を使って書きましょう。
字が丁寧
字は人柄が反映されると考えている採用官は一定数いるようです。
気持ちを込めて丁寧に書きましょう。
志望動機の書き方ポイント
次に、志望動機を書く時のポイントを紹介します。
- 志望動機・自分の強みを整理する
- 具体的にオリジナルの内容を記入する
- ポジティブに書く
- 介護職は人間性アピールも大事
- 記入欄の7割以上を目安に記入する
詳しく見ていきましょう。
志望動機・自分の強みを整理する
あいまいな志望動機だと採用担当者にも伝わりにくい内容になってしまいます。
まずは、
「なぜ志望しようと思ったのか」
「自分の強みは何か」
をしっかりと整理して、志望動機と仕事で活かしたい自分の強みを明確にしましょう。
具体的にオリジナルの内容を記入する
自分ならではの内容を記入してOKです。
例えば
- 介護業界に就職したいと思ったきっかけとなった出来事・経験
- 今までの職歴から生かせそうな事
このような切り口で考えてみると、オリジナルな内容は誰しもあるはずです。
ポジティブに書く
一緒に働くならネガティブな人よりもポジティブな人がいいですよね。
ポジティブな表現の例を紹介します。
ネガティブ
早起きしないと、遅刻してしまいます。
ポジティブ
早起きを心がけて、遅刻を防ぎます。
上の例では朝が苦手だとしても、ポジティブな表現ならマイナスな印象は受けません。
ネガティブ
簿記の資格しかありません。
ポジティブ
簿記の資格があります。
介護に関係ない資格だとしても肯定的に表現すればポジティブな印象になります。
介護職は人間性アピールも大事
介護は人と接する仕事なので、人間性はとても重要視されます。
人と接することが好き
相手の良い所を見つけることが得意
よく「安心する」と言われる
など、アピールできる人間性は積極的に記入しましょう。
記入欄の7割以上を目安に記入する
記入欄に対して空白が多いと就職への熱意も薄く感じてしまいます。
伝えたいことがたくさんある、ということが伝わるように7割以上記入しましょう。
志望動機の構成
志望動機の基本の構成はこちらです。
- 結論
- 経験
- 入社してからのこと
1つずつ説明します。
結論
なぜその会社(施設)で働きたいのか
- なぜ介護業界で働こうと思うのか
- なぜその会社(施設)なのか
介護業界でもなぜその会社(施設)を志望しているのかという部分を採用担当者も知りたいはずです。
根拠
その会社(施設)で働きたいと思ったきっかけや経験
働きたいと思ったきっかけは人ぞれぞれ異なるので、オリジナリティが出る部分でもあります。
入社してからのこと
入社してからどのように活躍したいか。資格取得の計画。
入社後のギャップを減らすためにも正直に書くことをおすすめします。
未経験から介護業界への志望動機の例文
他業種からの転職1
キャリアチェンジによる志望
人と接することで役に立つ仕事をしたいと思い、介護職に就こうと考えました。祖父が貴社のデイサービスを利用していた時に、スタッフの方が皆とても丁寧に祖父に接していただいていたことが心に残っており貴社を志望しました。
前職は営業事務でした。主に電話での顧客対応でしたが、直接人と接して直接喜んでいる姿が見たいと考えた時に介護の仕事をしたいと思うようになりました。
前職で身につけたトークのスキルを活かし一人一人とじっくりコミュニケーションをとり、楽しく毎日を過ごすお手伝いができればと考えています。また、研修などに積極的に参加し専門知識を身につけお役に立てるよう取り組みたいと考えております。
他業種からの転職2
家族の介護経験からの志望
母親の介護を経験したことで、介護の仕事に興味を持つようになりました。母親は突然介護が必要な体になりましたが、ケアマネージャーの方や介護職員の皆様に助けていただきました。介護の仕事は人を助けることができる価値のある仕事だと感じ、興味を持っていました。
貴社は未経験からでも研修や資格取得の支援体制が整っていると求人に書いてあり、ここだと思い志望しました。
介護の仕事は未経験ですが、母親の介護経験を活かしていけたらと考えています。
新卒で就職
志望動機で熱意を伝えましょう。
人の役に立つ仕事がしたいと仕事を探していたところ、貴社の求人を見つけました。大学時代はずっとマネージャーをしていたため、人に寄り添いサポートする介護の仕事は自分に向いていると考えています。介護職は未経験からのスタートになりますが、早く仕事を覚え、お役に立てるよう全力で取り組みます。
研修や勉強会にも積極的に参加し、介護福祉士の資格を取得しキャリアアップして活躍したいと考えています。
子どもの手が離れたことで本格的に就職
介護業界は、子どもの手が離れた女性も多く働いています。腰を据えて、長く働くつもりがあることを伝えるとよいでしょう。
今までスーパーのレジ係としてパートタイムで働いてきましたが、子どもにも手がかからなくなってきましたので正社員として介護の仕事に挑戦することを決意致しました。スーパーでもお年寄りと接することがあり、もっとじっくり関わりたいと思ってきました。介護の仕事は未経験ですが、父親を少しの期間介護していた経験は活かせるのではないかと考えています。仕事を早く覚えてお役に立てるように頑張ることはもちろん、長く働きたいと考えていますので資格取得にも挑戦してキャリアアップすることでもお役に立てたらと考えています。
まとめ|
この記事では、未経験から介護業界へ就職するための志望動機の書き方を紹介しました。
- 志望動機の書き方ポイント
- 介護業界の採用者が大切にするポイント
- おすすめ!志望動機の構成
- 未経験から介護業界への志望動機の例文
他にも介護業界への就職についての記事を書いていますので、ぜひ参考にしてください。